核家族というのは、「父+母+子」の組み合わせで成り立つ家庭のこと。
一般的な家庭というと、おそらくみんながこのタイプの家庭を連想するのではないでしょうか。
結婚をした場合、この生活スタイルの家庭が一番多いですよね。

むかしは、長男は結婚後も両親と同居して家を継ぎ、下の兄弟は家を出て独立というのが一般的でした。
しかし、戦後は「長男でも次男でも変わりなく独立し、家庭を持つ」ということが一般的になりました。今ではかなりの割合で核家族が増えています。

歴史をみると、大正時代にはすでに「核家族」がとても増加していましたが、現代はもう「核家族の暮らし方」が定着し、また「当たり前のもの」になっています。
では、どうしてこんなに核家族が増えたのでしょう。

以前は両親と同居をして親を支える家庭が多かったのに、なぜこんなに核家族が増えたのか…。その理由は、やはり「仕事の仕方が変わってきた」ということが一番なのではないかと言われています。

企業のグローバル化が良くみられるようになってから、全国転勤や海外転勤をする家庭が増え、このために「核家族を維持することが難しくなった」と言われています。確かに、今は大きい会社ほど転勤を採用していますので、どうしても両親と同居というケースが現実的ではなくなってきています。

また、近年は親世代も「子供を独立させ、自分たちの生活は自分で支えていく」という考え方が主流になっています。同居をすると子供夫婦に「親の面倒をみなけれなばならない」という負担を強いることになるので、それは避けたいという家庭が増加しているのでしょう。

これが、核家族が増加している理由です。

核家族が抱える問題

しかし、核家族に何も問題がないかといえば、そうではありません。
今はサラリーマンの年収も右肩上がりではないので、妻も働く「共働き世帯」が非常に増えています。

でも、妻が家にいない時間に子供をみていてくれる人がいるわけではありませんので、どうしても「鍵っこ」が増えています。学童保育も、みんなが入れるわけではありませんし、基本的に17時までしかみてもらえませんからね。

また、核家族が増えると高齢者の一人暮らしも増えるため、どうしても「老老介護」が増えてしまいがち。高齢者の生活を支える若い世帯がいないというのは、どうしても心細いものです。高齢者に関する事故が増えていることを考えると、核家族がふえすぎているというのは大変なことなのかもしれません。

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