核家族とは具体的に、

  1. 夫婦とその未婚の子女
  2. 夫婦のみ
  3. 父親または母親とその未婚の子女

のいずれかからなる家族を指す。(ウィキペディア参照)

つまり簡単に言えば、おじいちゃんやおばあちゃんと同居していない家族ということです。
サザエさん一家のような3代世帯が減少しているのに対して、この核家族は毎年増加傾向にあり、全体の60%を占めています。しかし、基本的に長男は実家に直系家族として残りますが、次男や娘は家を出て行きます。となれば核家族が増えていくのは必然の流れですよね。
その家に生まれてきた子供の数を考えれば、それだけ家を出て行く子供も多いので核家族化は仕方がない部分ではあります。

ただ近年、長男でも実家に残りたくないという人は増えてきました。
その背景には家を継ぎたくない、親との同居が嫌などがあるようです。縁を切るとまではいかないものの、関係の希薄化を自ら進んで行っているのが現代人の特徴なんでしょうか。でも、現代人の感覚とは裏腹に核家族化はあまり良くない傾向だとされています。それには子供の成長が大きく関わっているようです。
「家庭の教育力の低下」「コミュニケーションの希薄化」「青少年非行」「不登校」「児童虐待」など、教育面に関する問題の原因には核家族化があげられています。

たとえば旦那は外で仕事をし、妻は家の中で育児を行うのが一般的な家庭のスタイルだとします。しかし、隔たれた空間で子供の相手をし続けて育児ノイローゼになり、結果、虐待を生むことがあります。また、離婚が当たり前に出来る今の時代で、内縁の夫の存在が虐待を生むこともあります。全ては人とのつながりの希薄さが生む、心の余裕が無いことでおきる事件です。

誰かに頼るということが、核家族化が進む中で出来なくなってきているんじゃないでしょうか。
とはいえ、核家族化であげられる子供の数々の問題点、これら全てが核家族化が原因というわけではないでしょう。一番の問題は親のあり方だと思います。

奥さんが育児ノイローゼにならないために旦那さんの育児への協力、内縁の夫の存在からなる母親の男性依存を失くすなど。ほかにも、最近では育児本やテレビで育児方法について紹介されていますが、それをどこまで信じられるかが問題です。

育児情報は巷に溢れかえっていますが、専門家が言っているんだから間違いないだろうと過信してしまうのは危険なことではないかと思います。昔の育て方は間違っていたなどという話も聞きますが、そもそも、そのやり方で子供はスクスク育って家庭を持つまでになったんですから、育児方法が間違っていたということもないでしょう。

核家族化によって、育児に関する古い知識の伝達というものもできなくなってきているようです。
両親との同居が嫌だと思う人は少なくはありませんが、親は居てくれたら経験や知識を持って育児の方法を教えてくれたり手助けをしてくれる大きな存在でもあります。
ただ、同居に関しても嫁や婿だけの問題じゃなく、姑・舅に問題ありな場合も少なくはありませんよね。家族が別々に暮らして行くことに何ら問題ない現代で、同居というのは難しいところです。

    Read More