家族のつながりが問われる現代ですが、今と昔の家族はどのように変化しているんでしょうか。
サザエさんのようなホームアニメには、他にも「ちびまる子ちゃん」「クレヨンしんちゃん」があります。
放送が始まった年数も違いますし、時代も違うこの3つのホームアニメは時代の流れに沿って家族の形をあらわしてくれています。
まず、サザエさんは、3世帯の昭和の古き良き家族の象徴です。
ちびまる子ちゃんは、2世帯の昭和の中盤の少し豊かになってきた頃の家族です。
クレヨンしんちゃんは、核家族の平成初期の不自由ない暮らしが根付いてきた頃の家族になります。
家族の人数や暮らし方に違いがある3家族ですが、比べてみて分るのは、いつの時代も基本的に変わらないのは子供なんですよね。
「カツオ」にしても「まるちゃん」にしても「しんちゃん」にしても、やんちゃでワガママなところがあって、はしゃぎすぎて親に叱られるという構図は今も昔も変わっていません。
では、なぜ今の家族は昔と変わったと言われるんでしょうか・・・。
核家族が増えたからという問題だけではなく、その時代に合わせて「人が変わった」ということだと思います。
その中でも、特に時代別に感じる家族の違いは、親もしくは夫婦のあり方です。
フネさんはまさに「男の一歩後ろを歩く女性」ですよね。
波平父さんの言うことを聞き、でしゃばることはありません。
付き従うイメージですが、でも波平父さんをうまく操作しています。
実際、波平父さんはフネさんに頭が上がらない感じです。
まるちゃんのお父さんとお母さんは、まだ女性が一歩後ろを行く風習は残っていますが、ちょっとお母さんの方が強く感じます。
恐妻家とまでは言いませんが、お父さんが若干だらしないとこがあるので母が強くならなくてはいけなくなってきたんでしょうか。
しんちゃんのお父さんとお母さんは、旦那と妻の立場がほぼ同等もしくは立場が逆転しています。
今の時代の夫婦の形を一番象徴している夫婦でしょう。
ちびまる子ちゃんとクレヨンしんちゃんはギャク色が強いアニメですが、それでもその時代の家族や夫婦のあり方を示している気がします。
そして、夫婦の形が変化して来ているのと同時に、親子のあり方も変化してきています。
サザエさんの場合、子供を叱るのは父親(波平)ですが、ちびまる子ちゃんやクレヨンしんちゃんになってくるとカミナリを落としているのは父親よりも母親です。
外での付き合いが増えた男性には、家庭内のことを奥さんに任せてしまっている部分が少なからずあるように感じます。
そのため、子供を叱るのは必然的に母親になり、父親よりも怖いのは母親、強いのも母親となる構図が出来上がってきたんじゃないでしょうか。
ただ、母が強かろうが子供を叱れる分だけ、まだマシではあります。
今は叱りもしない親も増えてきていますからね・・・。
「今の子供は・・・」という声はよく聞きますが、子供は基本的には変わっていないんです。
ただ、その子を育てる親のあり方や環境が変化しているということでしょう。
子供を指導する親のあり方が変わってくれば、それは当然のことながら子供にも影響してきます。

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