一人暮らしの経験があるという方はどのくらいいますか?
大学への入学、上京、単身赴任などから、毎年一人暮らしを始める人は少なくはありません。
特に学生の場合は時期を終えても、そのまま実家には帰らずにその土地で就職して一人暮らしをしていく人もいますよね。

しかし、1回家を離れてひとりで生活していくと何故だか実家には戻りにくくなったりしませんか?
将来、家庭を持って暮らしていくことを考えれば、生活力をつけるためには一人暮らしはいいことです。でも、実家離れが進んでしまうのは自分や両親のことを考えれば良い傾向とは言えないかもしれません。

とはいえ、人とのつながりは家族とのつながりだけではありません。
人とをつなぐ縁には一般的に、親族との「血縁」、会社との「社縁」、地域との「地縁」があります。
私達の周りには色んな「縁」がありますが、近年、血縁以外の社縁や地縁も減ってきているという問題があります。
知らない土地で独身者の一人暮らしということであれば、なおさら地域とのつながりを持つ人は少ないでしょう。つまり、一人暮らしや独身者の人ほど、つながりは社縁のみとなってしまうんですね。

また、結婚しているからといって地縁を大事にしなければ、退職した後は社縁も切れて「社会との縁が一切なくなる=無縁社会一直線」ということにもなります。
仮に結婚をして子供が出来たとしても、自分が実家を離れたように、いずれ自分の子供の家を離れるでしょう。ましてや少子化が進む時代ですし、親族自体が減少傾向にあるので血縁の希薄化というよりは、血縁者がいなくなります。

また、生涯結婚しないという人も少なくはありません。実際の統計では、生涯未婚者の割合が男性では2%、女性では1%いるようです。私の親戚のおばあさんも80歳を超えていますが、生涯独身です。親族とのつながりが無いわけではなく近所とのお付き合いもあるようなので無縁化していませんが、それでも一人だと何かと困ることがあるようです。

独身者=無縁社会というわけでもないですが、どこかとつながりがあるお年寄りでも、やはり一人暮らしというのは生活の不便さがあります。ならば、無縁化してしまっている人はどれだけ不便な生活を強いられているでしょうか。特に男性の場合は、近所付き合いや地域の行事を奥さん任せにしてしまうため地縁はほぼないものでしょう。

働いていた時でさえ、男性は朝出勤して、夜に帰宅する生活を送っていると1日の大半は会社で過ごしています。近所の人と会う機会もあまりありませんね。また、会ったとしても近所の人に挨拶も出来ない50代は少なくないようです。
挨拶は基本?社会人の礼儀?地域で基本が出来ない人は会社組織に固執してしまっているんじゃないでしょうか?これからは現状に満足せずに、先を見越した生活をしていくということも必要になってきているんでしょう。

助け合いの精神は日本人の宝のようなものです。家族のあり方が変わってきている今、近所とのつながりは家族とのつながりに勝るものがありそうです。

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