核家族化が進み、お年寄りと子供のつながりが減ってきたことから老人ホームと保育施設の併設型施設が増えました。そこで子供とお年寄りの異世代交流の場を作り、相乗効果を生むことを「幼老統合ケア」と言います。

以下が幼老統合ケアの主な取り組みの目的です。
保育施設と高齢者施設を合築するなど「高齢者ケアと次世代育成を融合・連携させることにより、費用対効果やケアの質の向上、高齢者の生きがいづくり、教育的効果など一石四鳥を狙う取り組み」です。子どもが減り施設整備の財政事情も厳しい中、幼老複合施設が増えていますが、その結果、ケアの一方的な受け手であった高齢者や子どもがケアの与え手にもなり、子ども・高齢者双方の福祉向上につながることが注目されています。
(参考サイト:http://www.rui.jp/ruinet.html?c=400&i=200&m=198985)

幼老統合ケアでは、子供とお年寄り、双方に良い傾向が見られるようですね。
実際に、保育士の言うことは聞かない子供がお年寄りの言葉は素直に聞き入れたりすることもあるようです。また、お年寄りも痴呆からくる失禁癖の改善などが見られたこともあるようです。
子供はお年寄りには素直に甘え、お年寄りも子供の前だと意識がしっかりする。お互いに良い刺激を与えているのが分ります。

こういった施設は増加傾向にあり、各地に設置され始めています。
ただ、一般的に普及しているというような考えかたはまだ出来ません。世代間交流事業が本格的に活動し始めたのが1999年なため、歴史としては浅く、十分な基盤が築けていないというのが現状とのこと。

そいうった中でも、世代間交流の重要性を理解して、「ふれあい」を大事にすることを目的としているNPO法人もあります。それは、静岡県にある「NPO法人 たすけあい遠州」です。意図的に生み出した世代間交流事業の一つで、日本人の古き良き精神「困った時はお互いさま」の助け合いの精神で運営されています。
さらに、同法人が設立した「もうひとつの家」は、年齢や性別を問わず集まれるつながりの場を設立しています。月〜金曜日 9:00〜17:00の時間内なら「いつ来てもいい、いつ帰ってもいい」として、もう一つの家を提供しています。
助け合いとして保育園のお迎えや託児も行っています。基本的には人々が集まる場であり、託児所や宅老所とは違いますが、働く若いお母さんを助ける施設になっています。

他にも似たような施設は存在しており、また、大手の企業もこういった取り組み対して積極的に連携して活動していく姿も見られています。遠くに実家があれば祖父母とは会う機会がないですし、同居は嫌と考えていても、子供の成長や教育に関して気がかりな母親は多いと思います。
家の近くにある特定の施設で、高齢者と接することが出来る場所があれば子供の教育にも良い影響をもたらしてくれるでしょう。また、高齢者の住む近くにこういった施設があれば無縁化することない楽しい余生が送れそうです。

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