核家族化が進んでいることで、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に暮らす子供が減りました。そのため、昔の知恵や経験上で得た英知を子供に伝達する術がなくなってきてしまっています。
また、青少年の非行問題には祖父や祖母がいない核家族化が一要因としてあげられています。
そこからも分るように、よく「老人」と「子供」は相性がいいといわれているんです。

子供は何度も同じ遊びを繰り返すし、それを大人に要求します。
若い親からしたら、「なんでそんなことすんの?」と煩わしく感じてしまうことも、体力が落ちた老人からすれば子供の遊びは付き合ってやるにはちょうどよかったりするものです。また、何度も同じ話をせがむ子供は、何度も同じ話しをする老人には合っています。
お年寄りが抱える障害も、子供は柔軟に捉えることが出来て無意識上でも優しく接することが可能だといわれています。ざっと見ると相性良さそうですよね。

もちろん、お年寄りや子供といえども個性がありますから、合う合わないはあります。全ての老人と子供の相性がいいとは言えませんが、それでも老人は子供の元気に活力を貰うことも多いですし、核家族でお年寄りと接する機会が少ない子供にとっては良い経験になります。

核家族化の影響で、今は同一世代での交流が主な時代となっています。そのことから、世代間では価値観や考え方の偏りが生まれてきてもいます。いわゆる世代間のギャップの違いというものです。お年寄りと関わることがないままに子供が成長したら、大人になってから感覚の違いを理解できないで苦労することも増えてくるんじゃないでしょうか。

サザエさん一家を例に挙げてみると、タラちゃんは母親と父親の若い感性と、祖母と祖父の古い経験から生まれた感性で育てられています。さらに、カツオやワカメのようなお兄さんやお姉さんの感性、イクラちゃんのような年下の子など幅広い世代に影響されています。
異世代交流をさせることで自分の家とは違う環境があることを知り、社会のルールを学び、抵抗無くいろんな世代の人と付き合える子供になっていくんじゃないでしょうか。そこで培われた感性というものは、大人になっても変わらないものだと思います。

大人になれば会社に入ることで先輩や上司など、かなり年齢差がある人との付き合いがあります。子供の頃にお年寄りに育てられた感性は、そこで良いように作用してくれるでしょう。
ただ、核家族化社会になっている以上は、誰かが異世代の交流を持てる場所を作る必要があります。そこで、この世代間のギャップを埋めるべく、最近では老人ホームと保育所を隣接して建てている併設型施設があり、そういうつながりを重要視してきているようです。

こういった活動の奔りは1969年頃から始まっているようですが、その後、社会問題にまで発展してきたこともあり国や自治体も対策に乗り出してくるようになったとのことです。
こういったつながりがあれば、核家族で祖父や祖母がいないことで懸念されている子供の成長についても解決できるでしょう。

    Read More