ハイタッチやフリーハグ運動が活発化していることから分るのは、「触れ合う」ということが重視され始めてきているということですね。
そして実は、触れ合うということが子供の成長にかなり重要なことだということはご存知でしたか?
その昔、ヨーロッパのある国で残酷な実験が行われたことがあります。
そこでは、生まれたばかりの新生児を個室に閉じ込めて一切触れないで育てるという実験がされました。
ミルクでの食事はきちんと与え、生きるために必要な世話をした上で、あやしもせず触れないように育てたら、その赤ん坊は死んでしまったという実験結果でした。
食事も与えていたし、生きていく分には問題がなかったはずです。
しかし、触れ合うことはおろか、赤ちゃんの目も見ず、笑いかけてあげることもしないで機械的に育てたことで赤ん坊が死んでしまったのです。
そこから分るのは、人間はコミュニケーションを取らないと死んでしまうということになります。
そして、これは現代で問題になっているネグレクト(育児放棄)の一種です。
また、ネグレクトではなくても、今の時代には子供とコミュニケーションが取れない危険な親が少なくはありません。
コミュニケーション不足であると、死んでしまうまでいかなくても何かしらの発達障害が起きるということは考えられます。
ここまで酷い実験は今の時代では行われることはありませんが、赤ちゃんの負担にならない程度の似たような実験なら今でも行われています。
そこでも分ったのは、お母さんが赤ちゃんに対して無表情・無反応であると、赤ちゃんは泣き喚き大きなストレスを抱えるというものでした。
意思の疎通ができない赤ん坊だからこそ、表情や触れ合うことのコミュニケーションは重要になってくるんだと思います。
青少年犯罪が起きると、友人関係等の人間関係の希薄化や、核家族化が原因だとされていますが、根本は両親との触れ合い不足に原因があるような気がします。
実際に、核家族の子供が必ず犯罪を犯すわけではもちろんないですし、きちんと育つ子も大勢いるのです。
教育は子供が育ってみないことには、自分の育て方は間違っていたのか正しかったのかを図ることは出来ません。
でも、子供が犯罪を犯す人間になるか否かの差には、幼少期の触れ合いが一つの要因に当てはまるんじゃないかと思います。
昭和までの子育てでは、赤ん坊を背負いながら家事をしているお母さんはよく見かけました。
それが今は、ベビーベッドに寝かせておけば安心だし、散歩をするにしてもベビーカーがあります。
もちろん、便利な道具を使うことがいけないとは言いません。
しかし、便利な時代になった分、触れ合うというコミュニケーションは必然的に減ってきていますよね。
子供との触れ合いは子供の成育のみならず、親にも良い作用を与えるといわれています。
結局のところ、子供からお年寄りまで、生き物には触れ合うということが最も必要なコミュニケーションになってくるということです。
小さなお子さんを育てているお母さんはいま一度、子供との触れ合いを考えてみてください。

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