東日本大震災の復興は継続しておりますが、まだまだ復興の途上にあると言って良いでしょう。
最近は道路、電気、水道やガスなどインフラの整備も終わり、生活必需品や嗜好品などは
近くのスーパーやホームセンターに行けば、いつでも気軽に購入することが出来るようになりました。

確かに物質的な問題は解決されていますが、中には心の問題を抱えている方も多いのではないでしょうか。
多くの地域では未だに仮設住宅での生活を余儀なくされていて、
復興前のコミュニティーとは違った中で暮らさないといけない状況ですし、慣れ親しんだ近隣住民の方が先行き不安を考えて、
他地域に行ってしまったなどという経験をお持ちの方もいるはずです。

なのでいくら物質的には豊かになり不便なく暮らすことが出来ても、
これまで築き上げてきた人同士のつながりを回復するには時間がかかります。

震災を通じて人の大切さという事を改めて知ったのではないでしょうか?
特に震災直後は頼みにしていた行政がマヒしてしまって、パニックになった方も多いと思われます。
なかなかリアルタイムで正確な情報が伝わらずに、情報が錯綜するようなこともあったでしょう。

また救援物資なども届かずに豊かな日本に暮らしていながら、食べることすらままならないような方もいたはずです。
ボランティアの方々の到着も地域によっては相当の時間がかかりました。
しかしながらこうした時に改めて実感したことは人とのつながりではないでしょうか。

限られた食料を持ち寄って皆でシェアしながら救援物資到着を待ったり、若者などが率先して炊き出しを行ったり、
老人誘導や救援を行っている姿にきっとありがたみと嬉しさを感じたことでしょう。
震災前ではなかなか交流することのなかった人々や世代を超えて、皆さんが一丸となって復興に向けて歩み出したことによって、
一定水準の暮らしを手に入れる事が出来たはずです。

最近は核家族化がどんどん進んでいて、例え近所の方同士であっても深い交流をしない傾向にあります。
しかしながらいざというときに助けになるのは、親戚や家族だけではなく直ぐ目の前にいる他人と言うことにも、
きっと大勢の方が気づかれたはずです。

特に家族などと離ればなれになってしまい孤立してしまった方などは、周囲にいる人々の勇気や励ましにきっと奮い立ったことでしょう。
震災前には気づかなかった人の温かい気持ちや手助けを通じて、
改めて人とのつながりの大事さと重要さに気づかれた方はきっと多いはずです。

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