サザエさんの家族は、父(波平)、母(フネ)、娘(サザエ)、息子(カツオ)、娘(ワカメ)、娘婿(マスオ)、孫(タラオ)、プラス猫(タマ)という家族構成になっています。
今の核家族化が進んだ家族構成しか知らない自分からすると、子供の頃は複雑すぎて何がなにやらでしたが・・・。見た目的には、カツオとワカメなんてどう見ても波平の孫じゃん!と思ってしまうんですが、でも実際の孫はタラちゃんなんですよね。

サザエさん一家は、「磯野家」と「フグ田家」で構成されています。
わかり易く分けてみると磯野家は波平・フネ・カツオ・ワカメ、フグ田家はサザエ・マスオ・タラオとなっています。マスオさんは一見、婿養子のようにも見えますが、マスオさんもサザエさんも姓が「フグ田」となっているので、マスオさんは娘の親と同居しているということになっています。

今の時代でも2世帯は少なくないですが、サザエさん一家はそれを超えた3世帯というやつですね。ただ構成はともかく、7人という大家族は地方に行けば珍しいということもありません。地元で家を継ぐとなればあり得る人数だし、私の友人にもちょうど7人家族の子がいます。

7人という大家族は地方ではまったくない家族構成じゃないですが、サザエさんが暮らす今の東京では珍しいですよね。そしてサザエさん一家は、その人となりも昔の家族を象徴しています。
たとえば、波平という威厳のある父親がいて、それを支えるフネという優しい母親がいます。
その下に3人の子供がいて、長女は結婚して孫もいる。父(祖父)を大黒柱として、それを取り巻く家族の形は、理想的な家族の姿です。

今の時代を考えれば「女は家に入るもの」という考えは古いんでしょう。それどころか、奥さんが家計を支える大黒柱となり、旦那さんが主夫を行う家庭もあります。
それでなくても、女性の方が強い時代だと言われていますよね。
波平とフネが昔の夫婦のあり方だとすると、サザエとマスオの夫婦は現代の夫婦関係を少し象徴しているかもしれません。

強く怖い波平と、気持ちが優しいマスオでは昔と今の男性の立場の違いを表す比較対照のようにも見えます。とはいえ、波平父さんと同様にマスオさんも一家を支える大黒柱として頑張っています。そんなマスオさんをタラちゃんも尊敬しているでしょうしね。

今の時代でも、親を尊敬していないという子供はあまりいないと思います。面と向かっては恥ずかしいから言いませんが、本心では親を尊敬しているという子供も多いでしょう。
ただ、父親の威厳となるとどうでしょうか。

波平はまさに、尊厳と威厳を背負った昔の親父って感じですよね。
社会人としては礼儀正しくもあり、しかし家族には絶対的な存在です。こういった形が家族の確固たるつながりを作っているものだと考えられます。核家族化が進む上に、家族であっても個人で活動することが増えたこんな時代だからこそ、波平のような大黒柱となれる父親の存在が必要なんだと思います。

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