国民的アニメ「サザエさん」は皆さんご存知ですよね。古き良き日本の家族の象徴でもあるサザエさん。毎週日曜日にご覧になっている方も多いと思います。

私達が慣れ親しんでいるアニメのサザエさんは、原作が長谷川町子さんの作品です。
原作は、1946年から新聞の連載4コマ漫画として掲載されていました。その後、休載期間などもあったようですが、連載中の1969年からテレビアニメとして放送開始。以降、原作は1974年で終了となりましたが、アニメ放送は40年を超えて現在まで続く長寿番組になっています。

しかも、視聴者離れが叫ばれているテレビ業界においても、未だに平均視聴率が20%前後という脅威の視聴率を出しているとのこと。

大人気のサザエさんですが、実は放送当初は外国アニメの「トムとジェリー」を参考にしたドタバタアニメだったようです。その後、ホームドラマ路線に向かって今のサザエさんが出来上がっていったんですね。

私が見始めた頃は、フグ田サザエという女性を中心に繰り広げられる家族と周囲の人とのアットホームなつながりが見られるアニメでしたが、最近とあるテレビ番組で昔のサザエさんをみる機会がありました。確かに、トムとジェリーを思わせるようなドタバタギャクアニメでしたね〜。フネさんの性格とかも違和感ありまくりだし・・・。

路線変更がなかったら、サザエさんはここまで長寿番組にはなってなかったかもとさえ思います。
私も長年、サザエさんを見てきていますが、約20年の間の中でもサザエさんはその時代に合わせて構成され直されているような気がします。

サザエさんを初めとする磯野家やフグ田家、その周りを取り巻く人々の性格、ストーリーも少しづつ変わってきているようです。ストーリーの根本は昔と同じですが、現代的な話題も取り入れられていたりしますよね。

その時代にシフトした構成も現在まで、多くの人に見続けられている理由じゃないかと思います。
サザエさんの視聴率は定着しつつありますが、経済に視聴率が作用しているという見方もあるようです。
それは、「サザエさんの視聴率が上がると株価が下がり、視聴率が下がると株価が上がる」というもの。つまり、景気がよければ日曜日の夕方に外出し、景気が悪ければ家でサザエさんを見る人が多いということから、サザエさんの視聴率=経済効果に直結していると考えられているようです。
視聴率が経済を測る基準にできるとはすごいですね。

でも、何故ここまでサザエさんは支持されているんでしょうか。
バトルもない、冒険もない、サザエさんはただ平凡な家族アニメです。それは逆に言えば、年代を問わないで見れるアニメだと言うことですよね。サザエさん以外にも、長寿放送となっているアニメは「ちびまる子ちゃん」や「クレヨンしんちゃん」がありますが、それらに共通するのは『家族のつながり』です。

特にサザエさんには、3世帯での生活、家族で囲む食卓、父親の威厳、近所とのつながり、人情などがあり、まさに昔の家族の象徴のようです。
核家族化が進む今の時代では、もう作ることが出来ない家族アニメですよね。おそらく周囲とのつながりが一番あった昭和だからこそ作れたものじゃないでしょうか。サザエさんという平凡なアットホームなアニメのその中に、現代の家族にかけている“何か”がある気がします。

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